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2016年6月22日水曜日

【季節の話題】 人間だけじゃない ! タブレットも熱中症 !?

じめじめした梅雨の季節。蒸し暑くてイヤになりますね。お天気が悪いときに、タブレットをもって外出するときなど、みなさん気をつけていただいてると思います。もちろん、タブレットに水濡れや湿度は大敵。でも、これからの季節、もうひとつ気をつけていただきたいことがあるんです。



先日、とあるタブレット講習会でのこと、講習会を終えたタブレット先生から、こんな話が聞こえてきました。

「今日は暑いから熱中症に気をつけましょう、タブレットも熱中症になるんですよ。」なんて話していたら、使っているタブレットの動きがにぶくなり、どうも様子がおかしいので、手帳型のケースから外したところ背面がものすごく熱いんです!!」

そこで、「これぞタブレットの熱中症だったんですよね。熱がひけたら通常の動きに戻りました。」だったそうです。


タブレットに限らず、スマホなどもそうですが、背面部分が、実は重要な役目を持っているんです。それは、熱を逃がす「放熱板」なのです。



電子機器は、目に見えないほどの細い回路が何億本も集まった「集積回路」が使われているので、どうしても熱を発することが多くなります。特に、バッテリーがかなり減った状態からの充電中や、動画などを再生するときなど、大量に電気を補給したり、消費している場合、その電気の一部が熱として放出されます。それをタブレットの内部にため込むと、暑さで電子機器が故障する恐れがありますので、その熱を背面パネルから逃がしているのです。

ですから、保温性の高い手帳型のケースなどは、持ち運びするときなどの保護には安心なのですが、充電中や、動画再生の時など、背面が熱くなるときには、はずしていただくことが必要です。

なお、使用中に背面パネルが、50℃前後になるのは正常の範囲です。さわれないくらいに熱くなったりしたときは、速やかに電源を切って、ケースなどもはずしてしばらく涼しいところで冷ますようにしてください。

これからますます暑い季節なりますので、みなさんもタブレットも熱中症にはお気をつけください。早めの水分補給も大切ですよ。
あ、タブレットに水分は禁物でした。人間や生き物だけにしてくださいネ^^;